講談は、落語と同じく江⼾時代に確⽴した話芸の⼀つです。
では、落語との違いは? どのような特徴がある?
講談ならではの道具を紹介しつつ、次回以降、配信される
講談を楽しむための入門編をお届けします!
宝井梅湯(たからいうめゆ)
名前の由来は師匠の宝井琴梅の梅、故郷赤湯温泉の湯/趣味は浪曲と歌舞伎。若手ながらも落ちついた、
じっくり引き付ける講談が特徴。
- 2010年2月宝井琴梅に入門講談協会前座見習い
- 2010年5月前座
- 2015年3月二ツ目昇進
- 2018年5月やまがた特命観光・つや姫大使
- 2019年3月スターブル藤崎寄席若手演芸選手権優勝
大坂の陣を描いた『難波戦記』という⻑い連続物の
うちの⼀部です。講談にしては珍しく全編に笑いがあふれ、
落語にも取り入れられています。豊臣秀吉が亡くなった後、
天下を狙う徳川家康は、秀吉に取り立てられた7人の大名を
味方に引き入れようと画策します。軍師の本多正信は大名たち
を茶の席に招待しますが、『茶』など知らない彼らは
珍騒動を引き起こします。
神田春陽(かんだしゅんよう)
2000年より、女流講談師・神田すみれ氏に師事。
2014年真打昇進。現在、講談協会会員。
各地の寄席や公演に、精力的に出演。
伝統芸能に精進しつつ、幅広い分野で活躍。
本業の講談では、怪談話で夏場は超多忙になり、
全国を飛び回る。
特に、はとバスの主催する怪談ツアー・
忠臣蔵ツアーは、10年以上に渡り担当。
江戸時代の中期、1783年におこった浅間山の天明噴火は、
大きな被害をもたらしました。遠く離れた東北地方にも、
噴火の影響はありました。現在の福島県、白河の近く泉村も、
噴火により水脈が変わり、まったく水が出なくなってしまいました。
村⺠たちは次々に村を出ていってしまう中、父の遺志を継ぎ、
井戸を掘る五平に起こった奇跡とは・・・・。
神田織音(かんだおりね)
地域寄席や様々なイベントで講談を披露。
NHKラジオ「日曜バラエティー」
「ラジオでよみがえる鉄腕アトム」など出演。
- 1999年4月神田香織に入門講談協会所属
(芸名神田おりね) - 1999年9月前座
- 2003年4月二ツ目昇進(芸名神田織音)
- 2011年4月真打昇進